
そして最後にマヨネーズ
270円作品説明
主人公は作家。作家が女性と食事を共にし、
小説のアイデアを語って聞かせるという冒頭の展開は
片岡作品になじみのシーンの一つと言っていいだろう。
そこに、これまた片岡作品ではしばしばあらわれる実在した小説家、
リチャード・ブローティガン、という固有名が挿入される。
ブローティガンは主人公である作家にとっても
創作意欲を刺激してやまない小説家であり、彼がブローティガンがやろうとしていた
あるアイデアを自分もまた試してみたい、と口にするのだから
小説の最後にやってくるのはやはり、あの言葉なのだ。
▼この作品をシェアする
発売日:2017/04/20
出版社:ボイジャー