
スーパー・マーケットを出て電話ブースの中へ
275円作品説明
男女が2年ぶりに会う。
26歳で出会って、今は35歳。お互い、いろいろあった。
途切れてはまた再会=再開するこのような関係を
何と呼べばいいのだろうか。
雨。駐車場。ステーション・ワゴン。いつも1人で買物をするスーパー・マーケット。
(片岡義男の小説で「スーパー」などと略してはいけない、あくまで
「スーパー・マーケット」だ)
今日の買物袋は中身がいつもと違い、不安定なことを意識する。
それを抱えて雨の中に出ていく自分の映像を意識する。
それが35歳になった、ということなのかもしれない。
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発売日:2017/04/20
出版社:ボイジャー