オランジェット
詩/短歌/俳句 2090円販売終了
作品説明
海に架かる橋はたてごとその弦をつまびく指をゆめみて待たず
「笠木拓という作者は、こんなにもふとぶとと言葉と命を太らせ、命がけで言葉の「遊び」を尽くそうとしている。怖いな、と思う」(川野里子)
「しずかで、時に大胆で、繊細で、そして果敢な戦いの歌。笠木さんの世界には、この時代を生きる人の言葉が現実と切り結ぶ、吹きぬける風のような精神がある」(黒瀬珂瀾)
「どうがんばったって、世界は悲しい。だが、悲しい世界を生きていくとき、その悲しさを自覚していることは強さだと思う」(初谷むい)
【収録歌より】
濃くうすく色づきながら夏空は慣らし保育のように暮れゆく
きみといるといつもかもめが背景を奥へゆく なぜかな さよなら
てのひらに立てたるあわで面の皮すなわちメンズBB落とす
においから桜はひらきこの星にいつか途絶える観測史あり
うつつにもゆめにもひとのおもかげのたちあおいたちあおいたそがれ
【栞】
川野里子「命がけで「きょじつひまく」を「遊ぶ」ひと」
黒瀬珂瀾「風土から心の風へ」
初谷むい「ハンドメイド・タンカ・ワールド」
【目次】
Ⅰ
くす玉
ちゃんと呪いだ
銀河のほとり
ゆめかようみち
愛から醒めて
ゆきすぎる
Ⅱ
B is for
馬手に鰭、弓手は翼
Ⅲ
銀の靴
はなふるなかはてをおよがせて
カピバラまんじゅう/地魚十貫
薄ら氷
可能世界のちいさなブーケ
方舟
アドベントカレンダー
幕間
Ⅳ
思い出の灰が咲くまで
奈落にてきみと甘露を
Ⅴ
machine washable
私淑
七つ目の道
きときと
空音
airport fiction
春の歌
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