書影

霧に貌

田村穂隆 詩/短歌/俳句 2090円

販売終了

作品説明

蜘蛛のようにあなたを好きで眼球にあぶら波打つ日の暮れだった

【収録歌より】

鐘みたいにからだぜんぶを震わせてみたい おおきな前歯を見せて

鈴の音の絶えてしずかな冬の田に白磁が産んだ白磁のこども

鳥の胃に溶かされてゆく青虫の暗いあおぞらいちどっきりの

ながく待つことの寒さの対岸に石の扇をふる手がみえる

小神殿(エディキュール) ねむるあなたの口腔に永久歯あり書物のごとく

【目次】

ぬるい水
輪唱
結露
一輪車

解析
氷河
雪は裸
夏の昼と夜と朝
仏間
虫みたいに胸を
長者ヶ森
夏の離島
二重跳び
塩壺


公民館
構想
誤飲の秋
牛と鏡
兄の名前 


その沼へ
ひかる首輪
砂と箱 
砂を吐く
わらいはじめる
口蓋垂
歯を見せて
霧に貌
黒い鳥居
海の無言、空の無言
綺麗な縄
改札

あとがき 

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発売日:2026/06/17
出版社:書肆侃侃房

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