販売終了
作品説明
藪内亮輔久びさの第二歌集は恐ろしいほどの虚無と死を孕んで差し出される。
世界中に戦争の火種が見え隠れする今、歌は痛みであり、出血を伴うかなしみである。
【収録歌より】
沁み込んだ――滴(しづく)が。甃(いし)に。手のひらに。―― 血液といふ出口なき川
名を持つてしまつた君が名を持たぬ花を掲げて その燃える赤
唇あまた滅びてのちに一度だけふれし夜雨に海がけぶれり
最初からこの世は地獄 あきらめよ びたびたと魚(いを)のやうに降る雨
のどぼねは焼き滅びをり花はなほ 夏に降り積むまぼろしの雪
【目次】
Ⅰ
Weathering
春の雪
暗き塔
雨と苹果
精緻
心は川
慈母蛆期
花影
涙と鳥
残滓
花れる
白銀
負け続けていくけれど
Ⅱ
「あなた」への随想
凍傷と葡萄
悪について
火の解凍
暗い、暗い、
暴力性の虜囚
虚無の歌
罪の花
眼と水
檸檬
落魄
バラード
Ada(死の……)
あとがき
▼この作品をシェアする
発売日:2026/05/29
出版社:書肆侃侃房
シリーズ一覧
-
Another Good Day!
詩/短歌/俳句 -
心臓の風化
詩/短歌/俳句
藪内亮輔の作品一覧
-
心臓の風化
詩/短歌/俳句 -
現代短歌パスポート6 石になるための準備号
詩/短歌/俳句
