書影

レテ/移動祝祭日

小俵鱚太 詩/短歌/俳句 2310円

販売終了

作品説明

レテ それはかんぺきな夏。それはまたthe very best みたいなやつだ

新しい平熱
人は皆、四季の中に生きている。そのことを小俵さんはとても素直に受け止める。
花鳥風月を高らかに歌い上げるのでない、さりとて照れることもなく短歌に落とし込む。
ときに無駄や余白も厭わないその手つきは「平熱」「等身大」とでも言い表せられるけど、どこか「新しい平熱」とでも呼ばないと気が済まないものがここにはある。
――長嶋有

【収録歌より】
夢だから告白できる汀にてあり得ぬほどの桜貝散る

善人じゃないと気づいて人生はようやく冬の薔薇に追いつく

海の日は移動祝祭日だから今年のハルは海の日生まれ

それは別離の、別離のそれは川となる川を渡って家まで送る

【栞文】
江戸雪「祝祭と別離と」
「じわじわと胸が熱くなり「ああ、これは祝祭だ」とおもった」

内山晶太「一首一首の丘」
「しずかな場所でたっぷりと時間をかけて読むのがふさわしい一冊」

近江瞬「〝本当〟の心、〝本当〟の世界」
「ありありとした〝本当〟として響くに違いない」

瀬戸夏子「ふたつの川」
「淡く現実が滲んでくる」

【目次】

 レテ
 ロトンヌ
 リヴェール
 ル・プランタン


 水無月、満ちる
 ドッペルゲンガー
 朝と植物園


 湯上りで切る
 冬のサンクチュアリ
 春を待つ足
 ユトリロ的な
 ナインボール
 ずっとねむたい
 リョコウバト後の世界
 魔除けなのかな
 時間を止める
 テ・トワ(Tais-toi)
 そら想う海
 冬支度
 師走なら師走の
 無職の冬
 無職の春
 セーフモード


 赤服のハードボイルド
 ナビを無視して


 移動祝祭日
 あとがき

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発売日:2026/05/29
出版社:書肆侃侃房

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